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[マンガ]デザイン会社をリアルに描く『鴨の水かき』

[マンガ]デザイン会社をリアルに描く『鴨の水かき』

Blog:書評&Kindle関連 2015年11月05日

最近は、マンガをKindleではなくiPhone6PlusのKindleアプリで読むことが増えてきました。ここ最近の自分的ヒットがこれ、『鴨の水かき』(全2巻/完結済)です。

「鴨の水かき」とは『水面に遊ぶカモは、いかにものんびりしているかのようにみえるが、実は、水中ではしきりに水かきをしているもので、人も、気楽そうに暮らしていてもやはり人知れぬ苦労があるものだ』という意味のことわざ。

 

社長を含めてスタッフ3人の弱小デザイン事務所『デザインプラス』が、クライアント相手に奮闘する姿を描いたヒューマンドラマ。
一見、華麗でカッコ良く見えるデザイン業界の裏側をリアルに描き出してます。

クライアントと丁々発止のやり取りを繰り広げたり、理想と現実の狭間で苦悩したり、直クライアントと大元のクライアントの要求のズレに頭を悩ませたり、はたまたクライアント側の担当者とトップの意見の相違に直面し、企画の方向性に頭を悩ませたり。

デザイン会社ならずともクリエイターなら誰もが直面したことがある場面が、これでもかと登場します。デザイナーならずとも「あぁ、こんな経験俺もある!」というシーンが必ず登場しますよ。

そんな中でも、登場人物たちはベストの結果を求めて奮闘します。その過程で、アイロニーとユーモアに富んだセリフをスタッフ間で吐きあいながら企画を完成させていく様は、まさにミュージカル仕立て。

「結果を出すためにNOと言う事も必要」

なんてセリフは、クリエイターの胸に必ず響くはず。

個人的には

「吟味選択した昼食からは…デザイナーの資質が出るっ」

というセリフに、思わずヒザを打ちました。
メシ選びは、センスなんですよね(笑)

作品全体に流れる暑苦しささえも感じるぐらいの「仕事への情熱」は、『働きマン』などに通じる部分かもしれません。でもそれが心地良い。

クリエイターはもちろん、発注側の人が読んでも面白いかも(笑)

空木哲生さんのこちらの作品も面白い。