『Salad』2016年11月号

和歌山県医師協同組合が発行する、ドクターのための情報誌『Salad』。ライターとして巻頭特集のテーマ企画、取材、執筆などを担当しています。

巻頭特集は、毎年和歌山県にちなんだテーマを1年間紹介するというスタイルになっています。

第四回となる今回の「和歌山県内の歴史的近代建築物を巡る」は、「旧西村家住宅」です。

旧西村家住宅を建てたのは、和歌山県出身の建築家・西村伊作。西村伊作とは、それまで客間を中心とした造りの日本の住宅に、西洋的な居間中心の造りを持ち込んだとされています。これが居間の日本の住宅の基本的な構造として生きているので、まさに居間の住宅の根本を作ったのは西村伊作なのです。また、住宅空間だけではなく、ライフスタイルそのものの近代化にも貢献したとされています。この旧西村家住宅は、西村伊作の四件目の自邸とされており、現在は西村伊作記念館となっています。

取材にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!